租税に関する裁決や判決を読む前に確認しておきたい書籍2「税理士業務に活かす判決裁決ガイドブック」
租税に関する裁決や判決をしっかりと読めるようになりたい。
前回に引き続き、最近そんな風に感じている中で手に取った書籍をご紹介いたします。
今回の書籍は、実際に裁決や判決をどう読んでみたらよいかの具体的なところにも言及されており、個人的にはこちらの書籍で紹介されているところを参考にしてみたいと感じました。
なお、前回の記事はこちら。
流石実務家が書かれているだけあって、取り入れてみたいと感じられる内容が多かったのでお勧めの本だと思います。
税理士業務に活かす「判決・裁決」ガイドブック―税務判断に役立つポイントをつかむ!(草間典子)
こちらは大学の先生ではなく、 実務家の先生が書かれた書籍です。
実際にこの先生がどのように読まれているのかという具体的なところに言及されており、実際に取り入れてみたいなというところが結構たくさんありました。
取り入れてみたい部分を抜粋
個人的に取り入れてみたいなと感じたのは以下のようなところです。
- 判決、裁決を読む目的を整理する
- まずは裁判所の判断部分を読む、その後、双方の主張を読むと読みやすい(初めから最後まで全部読む必要はない)
- 実務に活かせるよう他の事案でも応用できるか、個別的な判断かを考えながら読む
- 法令解釈部分は他の事例にも応用できるため重点的に読む
- 裁決はその後の判決で法令解釈が逆転していることもあるので注意
- 争点が複数ある場合は争点毎に読む
- 事実認定を法令解釈に当てはめる部分の特徴は、「前期前提事実の通り~」などで始まる部分
今後、この辺りを意識して読んでいきたいと思います。
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まとめ
前回と今回は裁決や判決を読むにあたっての参考になる書籍をご紹介させて頂きました。
是非、次回からは実際に読んでみて少しずつご紹介が出来ればと思っています。
とにかくすぐに挫折してしまわないように、肩ひじ張らず軽い気持ちで取り組んでみたいなと思います。実は過去にも読んでみようと思ったことがあり、続かなかった毛行け印があります・・・。今回こそは!