官報合格後の未学習税法をどのように学習するかという問題と注意点
官報合格をしてすぐの頃と言えば、まだまだ試験勉強の習慣も残っていますし、官報合格によってモチベーションも高い状態と言えます。
そこで考えるのが、税理士試験を受験していない「いわゆる4科目目」の税法の学習です。
今回は、私自身の失敗談もふまえ、官報合格後の4科目目の税法の学習について考えてみました。
モチベーションが高く、勉強の習慣もあるうちに、次の勉強に進むのはありだと思います。ただ、一歩間違うと私のように失敗してしまうことも(苦笑)
税理士試験を受けてない税法科目は実務でも不安が多い
私が受験した税法科目は、以下の通りでした。
- 法人税法
- 所得税法
- 消費税法
税理士試験をクリアした科目というのは、実務的なところはまだまだなわけですが、理論暗記をしっかりとやってきましたし、それなりの自身を持てるものです。
逆に、私の場合は、税理士試験を受けていない「相続税法」はどこか不安があるという感じ。
そこで、4科目目の税法である「相続税法」を続けて学習しようと考えたわけです。
学習の習慣があるうちに取り掛かってしまう
官報合格をすると、やっと理論暗記から解放されたと感じるわけですが、モチベーションは高いままで、さらに勉強をしようという気持ちになるが不思議なところです。
私の場合は、未学習の「相続税法」を専門学校で勉強してみようと考えたわけです。
とりあえず、速修コースで全体のインプットだけしてみようと。
速修コースでも10万円くらいするわけですので、今思えば、すごいやる気だなと思うわけですが、その時は何のためらいもなく申し込んでいました。
専門学校で4科目目を学習すると挫折しやすい?
勤めている事務所では、毎日それなりに残業がありましたので、勉強をするのは土曜日か日曜日。
受験を目指す勉強ではなくなりましたので、初めの数回はすがすがしかったのですが、結局、一年もたたないうちにドロップしてしまいました。
合格を目指すわけではないため、税法暗記に全く熱が入りませんし、しかも、1月からのコースを選択したのも悪かったのでしょうね。
年末調整~確定申告という繁忙期の中で、休日出勤も増え、気が付いたら10万円をどぶに捨てる結果になっていました。
コストを抑えながら学ぶ2つの選択肢
そんな失敗があるため、私の場合、今やるのなら、まず、大手専門学校の税理士講座は選びません。
そして、繁忙期を避けて学習するのが良いかなと。
専門学校の実務講座
その後、実務向けの講座が大原にあるということを知り、そちらを受講しました。
値段も速修コースの半分くらいで、しかも、実務に直結する申告実務ということでしたので、これはきっちりとカリキュラムを消化することが出来ました(ホッ)
格安の通信講座
しっかりと体系だって税理士試験を受けるつもりで学習したいという方もいるかと思います。
私の場合であれば、少なくともコストの高い大手の専門学校は選びません。
時間と場所を選ばない通信講座でコスパが良い講座を選んでリスクヘッジするかなと。
■スポンサードリンク■
まとめ
官報合格後のモチベーションが高いうちに次の勉強に進むのはありだと思います。
もし、未学習の税法を学習する場合、税理士試験を受験するのとは違いますので、私のようにもったいないことをすることが無いよう注意も必要ではないかと思います。
実は、速修コースをドロップした翌年のはなしになるのですが、懲りずにもう一度速修コースを申し込んで2回目の挫折を経験しました。高い勉強代だったと思います(トホホ)