税金のはなしやお仕事のはなしなど

税理士の独立開業の良い面と不安な面を考えてみました

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はじめに

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はじめに

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独立して活躍している先輩方のブログやメルマガなどの発信を見て、いつもうらやましいなと感じ、そして、自分もいつかはと思っていました。

自分の信念に基づき、自分のやりたい方法でベストな仕事を提供し、顧客に喜んでもらう。とても輝いて見えました。

しかし、いざ独立するとなると、本当に食べていけるのだろうかという不安も出てきます。

今回は、独立の良い面や不安だった面を書いてみたいと思います。

 

独立には良い面もあれば不安な面もあります。とはいえ、やってみないと分からない部分もありますよね。

 

独立には良い面がたくさんある

良い面はその人の考え方にもよりますので、人それぞれだと思いますが、こちらでは私自身が感じたことを書いてみたいと思います。

 

全て自分でやりたいようにできる

とにかく全てが「自由」だということですね。

  • 誰と仕事をするか
  • どんな仕事をするか
  • いくらで仕事を取るか
  • どこに事務所を構えるか
  • どんな格好で仕事をするか
  • 会計ソフト、税務ソフトを何にするか
  • 営業手法をどうするのか
  • などなど

私の場合は、小さな話ですが、スーツやネクタイが必須でなくなったことは大きかったです(笑)

面談の際にはしっかりとした格好も大切だとは思いますが、一人でデスクワークする分にはもっと楽な格好でやりたいと思っていました。ネクタイはとにかく肩が凝ります。

あとは、小さなことですが、通勤時間が激減したのもうれしいことです。

また、自分の愛着のある地域に事務所を構えて、事務所の装備も自分好みに出来るのもモチベーションが上がります。

 

仕事をする時間に融通が利く

独立するのであれば、平日9時~17時という業務時間にこだわる必要もありません。

また、律儀に休日は休み、平日は一日8時間労働にこだわる理由もありません。

些細なことですが、夜中にあるワールドカップを見る前提で仕事を組み立てることができますし、渋野選手が制した全英オープンも最後まで見ることが出来ます。

平日の空いていて、かつ、値段が安い時期に旅行に行くことも可能です。

また、朝が苦手なら朝はゆっくりでも構いませんし、逆に早朝から仕事をして早めに仕事を切り上げることもできます

この時間に対する自由さが何とも言えませんね。

 

家族との時間を優先することができる

時間に融通が利くということは、家族との時間を最優先にする選択も可能です。

子どもが小さければ、子供の保育園への送り迎えもできますし、平日の子供の行事ごとにも参加することができます。

毎晩家族でご飯を食べることもでき、子供とお風呂に入って、一緒に就寝することもできます。

 

頑張ったら頑張った分だけリターンを得られる

プライベートを大切にすることもできますが、その反面仕事を頑張るという選択だって可能です。

仕事を頑張れば、そのリターンは自分で受けることができます。

遅くまで残業したり、新しいことに取り組んで苦労したりと、色々大変なこともありますが、これを頑張ればその分の報酬を得ることができると考えればモチベーションも上がります。

 

内向きの無駄なストレスが減る

社会人になってからのストレスを考えた時に、仕事のストレスの大半は顧客などの外部に対するものではなく、社内に対する内向きなものが大半であることに気づきます。

  • ボスや上司の考え方に合わない
  • 社内の飲み会や行事ごとが辛い
  • 仕事をしたいのに社内ルールで残業や休日出勤が認められない
  • 今日は子供の行事ごとがあるのに休める雰囲気ではない
  • 仕事は増えるのに給料は増えない
  • 社内の人間関係が辛い

こういったストレスからはスッキリと解放されます。もちろん、別のストレスが増えることになるわけですが、それは以下で。

 

独立には不安もある

自由があるということは、当然、自立を求められます。

自立していくための不安はなかなか大きいです(汗)

 

食べれるようになるまでは不安が大きい

一番の不安は、食べていけるのかどうかということですね。

右肩上がりの事務所に勤めていると錯覚するのですが、独立してすぐに顧客が右肩上がりに増えるなんてことはそうそうあるわけではありません。

あるとすれば相当優秀な方ですね。

とはいえ、税理士に対する仕事のニーズはしっかりあると感じますし、奇をてらったことをしなくても、まじめに目の前の仕事に真摯に取り組んでいけば仕事は増えると感じます。

ただ、時間はかかるかもしれないということですね。

そのために、しっかりと貯金をしておくか、創業融資を受けて、資金残高には余裕を持っておきたいところですね。

 

税務判断に悩んだ時に答えを出してくれる上司はいない

独立してすぐの事務所にややこしい案件がくるのだろうかと思っていましたが、悩ましい判断を求められることは意外にもあるものです。

それは、独立して自分で全ての責任を負うようになったために、今まで以上に慎重になっている面もあるのかもしれません。

独立してしまうと、最終的に判断をしてくれるボスや上司はいませんので、自分で答えを出すしかありません。

 

不手際は全て自分にのしかかる

当たり前ですが、自分がボスですので、仕事上の不手際は全て自分にのしかかります。

どこまでなら自分で責任をとれるのかの線引きを事前に判断しなくてはなりませんし、また、税賠保険など責任をとるためのリスクヘッジもしっかりと検討しなくてはなりません。

勤めていた頃なら何かあってもボスが・・・というような甘えもあったかもしれませんが、独立をすると甘えられる相手はいなくなってしまいます。

 

オンとオフの切り替えが難しい

重たい話が続きましたが、意外に難しいのがオンとオフの切り替えです。

休日は仕事をしないと決めても、顧客から電話やメールがあれば気になるものですし、仕事の悩み事があれば延々と考え込んでしまいます。

勤めていたころは、とりあえず金曜日に事務所を出れば週末だ~ということで切り替えができましたが、自分がボスになると休みの日も仕事のことが頭から離れません。

これはなかなか難しいですね。

 

参考になるなと思った書籍のご紹介






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まとめ

独立にあたって、良いと感じる部分や不安な面というのは人それぞれかと思います。

ただ、私自身も先に独立した先輩がどんなところが良いと感じ、そして、どんなところに不安を感じてきたのかは気になっていましたので、書いてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

 

今回の記事のあとがき

不安も多く大変ではありますが、どの先輩方に聞いても、もうサラリーマンには戻れないと言っています。初めは不安を感じ辛いことも経験してこられたかと思いますが、日々充実しているということなんだろうなと感じています。

 

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