税理士試験の勉強時間を効果的に確保し活用するための4つのコツ
税理士試験の合格のためには、最低限、一定の勉強時間を確保しなくてはなりません。
働きながらや子育てをしながら受験をされる方については、特に、工夫してうまく勉強時間を確保する必要がありますし、捻出した勉強時間を効率的に活用していく必要があると言えます。
今回は、私自身が気を付けていた勉強時間を確保するためのためのコツと、効率的な時間の使い方について書いてみたいと思います。
私自身は仕事帰りに自習室に行っても、いつもウトウトしてしまっていたので、朝早く起きて、会社に出勤する前に勉強するのが効果的でした。
以下は、専門学校が公表する標準的な勉強時間と、私自身の勉強時間の記録をまとめた記事となりますので、併せて参考にしていただければと思います。
一週間の時間割表を作ってみる
私の場合は、時間が空いたら勉強しようではなく、事前に、この時間帯に勉強をすると決めて、一週間の時間割を作っていました。
もちろん、残業があったり、断れない飲み会もありましたので、必ず時間割通りになるとは限りません。
ただ、あらかじめ、この時間帯は勉強するということを頭に叩き込んでおくことのと、時間が出来たら勉強しようというのでは、時間の捻出具合は大きく変わってくるのだと思います。
時間をうまく捻出するためには、行き当たりばったりではなく、計画性が重要だと感じます。
一週間のノルマを決めておく
上記の時間割表とも関係するところですが、一週間でどのようなことを勉強するのか、事前にノルマを決めておくことも大切になります。
例えば、私の場合、受験二年目の法人税法を勉強していたところは、以下のようなことをざっくりとしたノルマにしていました。(9月~12月の年内のノルマ)
- 専門学校の講義を受ける
- 講義を受けたところのトレーニングを3回転
- 講義を受けたところの理論暗記
- プラスアルファでの理論暗記
事前にどれくらいのことをノルマにするかで、一週間で捻出しなくてはならない勉強時間も変わってきます。やるべきことから逆算して、どれだけの時間が必要になるかを把握するイメージです。
なお、ノルマを設定するコツは、キツキツにしすぎないことです。
ノルマがこなせず、翌週に繰り越していき、やるべきことが溜まっていくと、モチベーションも下がりますので、ある程度の余裕を持たせることが大切だと思います。
隙間時間が出来た時に何をするか決めておく
一日の間に隙間時間を集めると結構な時間になったりします。例えば、
- 通勤時間
- 昼休憩の時間
- 電車の待ち時間
- 寝る前の時間
- お風呂につかる時間
- などなど
隙間時間が空くと、ぼーっとしてしまったり、携帯やネットを見てしまうということも多いのではないかと思います。
このため、隙間時間が出来た時にやることを事前に決めておくと効果的です。
例えば、隙間時間が空いた時は、必ず、理論集を開いて理論暗記をするなどでしょうか。
このためには、常に教材を手元に置いておく必要があります。勉強をしたいけど、教材が手元にないということがないように気を付けておきたいところです。
一番集中できる時間帯を優先的に勉強に充てる
人によっては、朝型の方もいれば、夜型の方もいるのだと思います。
このため、自分にとって集中できる時間帯を勉強に充てると効果的です。
私の場合は、勉強を始めた頃は、仕事帰りに自習室やカフェに寄って勉強をしていましたが、いつもウトウトしてしまってなかなか集中できませんでした。
その後、朝型に調整し、出勤前に職場の近くのカフェで朝ご飯を食べながら出勤まで勉強するスタイルに落ち着きました。
まとめ
受験に専念している方と比較すると、働きながらや子育てをされながら受験をされている方については、時間の捻出は本当に大変かと思います。
今回は、うまく時間を捻出するためのコツと、時間が出来た時にうまく時間を活用できるように気を付けたい点を書かせて頂きました。
色々と試行錯誤する中で、自分自身のスタイルが見つかるものだと思いますので、初めのうちは色々と試してみるのが良いのではないかと思います。
税理士になってからも出勤前にカフェによって本を読んだり、考え事をする時間がたまにあります。私にとっては、朝が一番集中できるため、逆に夜は子供と共にかなり早い時間に就寝しています(汗)