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税理士登録が完了して変わったこと。良い面もあれば・・・

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はじめに

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はじめに

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税理士試験に受かっただけでは、税理士になれるわけではありません。

税理士試験の合格に加えて、2年間の実務経験が必要となりますので、私のように、受験専念で官報合格しても、税理士事務所での実務経験を経るまでは税理士になれません。

官報合格を待つのもつらかったのですが、2年間の実務経験の間も結構辛かったです。

今回は、そんな辛い期間を経て、実際に税理士登録が完了してみて変わったなと感じたことを書いてみたいと思います。

 

税理士試験に受かってはいるけど、税理士登録はできないというこの宙ぶらりんな期間は何とも辛かったのを覚えています。それだけに、登録したときは感動でしたね。

 

税理士試験から税理士登録までの道のり

税理士登録に関しては、国税庁のHP(リンク)にもまとめられています。

(1) 税理士となる資格

  1. イ 税理士試験に合格した者
  2. ロ 税理士法の規定により、試験科目の全部について税理士試験を免除された者
  3. ハ 弁護士(弁護士となる資格を有する者を含む。)
  4. ニ 公認会計士(公認会計士となる資格を有する者を含む。)
  5. (注) 平成29年4月1日以後に公認会計士試験に合格した者については、公認会計士法第16条第1項に規定する実務補習団体等が実施する研修のうち、財務省令で定める税法に関する研修を修了した公認会計士となります。

(2) 実務経験

 上記(1)に該当する者のうち、イ又はロの者については、会計に関する事務(貸借対照表勘定及び損益計算書を設けて経理する事務)などに従事した期間が通算して2年以上あることを必要とします。

(国税庁HP「税理士の登録」より一部抜粋)

 

私自信のように実務経験なしで税理士試験に受かっただけでは、すぐに税理士登録ができるわけではありません。

基本的には、税理士事務所で2年間の実務経験を経る必要があります。

税理士試験には受かってはいるけど、税理士ではないというなんとも説明がしにくい感じで、この期間は本当につらいんですよねぇ(泣)

とはいえ、逆に言うと、2年間はどんなにつらくても、事務所を辞めないという決意が出来たのは良かったのかもしれませんが(苦笑)

 

税理士登録して変わったこと(良いこと)

私の場合、税理士試験を受けたいと、専門学校に乗り込んでから、5年間を経てようやく税理士登録が完了しました。

以下では、税理士登録して変わったなという点を書いてみたいと思います。

 

税理士と名乗れるようになった

まずは、やっと、堂々と「税理士です。」と名乗れるようになったこと。

初めのうちは、電話で「税理士の○○です。」というのが気恥ずかしくてたまりませんでした。周りの同僚たちもクスクス笑っていたような(汗)

名刺にもしっかりと「税理士」という文字が入ったこともうれしかったですね。

 

仕事の幅が広がった

税理士だからこそできる仕事の幅も広がりました。

例えば、「執筆」や「セミナー」なんかが代表例かと。

もちろん、税理士登録していなくてもできるのですが、やはり、登録をしてからはこれらの仕事に携わる機会も増えたように感じます。

そういえば、尊敬する専門学校の講師も、これからの税理士には「書く力」と「話せる力」が必要だと言っていました。以下の関連記事も併せてごらんください。

 

 

税理士会の仕事に携われるようになった

税理士登録すると税理士会から依頼される税理士だからこそできる仕事にも携われます。

税理士として国からライセンスを頂いて仕事をさせて頂いているわけで、当然、税理士として貢献しなくてはならない部分でもあります。

こういったことに携われるのも本当に新鮮で、逆に学ぶことも多いですね。

  • 確定申告相談会
  • 税務相談
  • 租税教室
  • 記帳指導
  • などなど

 

収入が増えた!?

この点は所属する事務所によりけりでしょうか。

資格手当のようなものを設けている事務所も多いのではと推測しますので、収入も少しは増えるのではないかと。そうであって欲しい(苦笑)

 

税理士登録して変わったこと(責任や負担)

良い点もあれば、その反面、責任や負担が増すこともあります。

個人的には、5年待ってようやくたどり着いた資格ですので、以下のようなことさえもうれしいなと感じたくらいです。

 

責任の重さをより痛感するようになった

とにかく、税理士としての責任の重みを痛感するようになりました。

もちろん、今まで適当に仕事をしていたというわけでもありませんが、責任を果たせないと最悪のケースでは税理士資格のはく奪ということにもつながりかねないわけです。

辛い思いをしてやっとたどり着いた資格なわけで、この辺りの倫理観については、常に考えますし、常に最優先して考えてしまう気がします。

 

税理士会の役割への参加

これは所属している事務所の所長の方針にもよるのではないかと思います。

ずっと税理士を目指していた身としては、税理士だからこそできることでもあるので、個人的には全く苦には思っていません。

むしろ、こういったことに参加できるのも光栄に思うくらいです。

また、今税理士として仕事をできるのは、先輩の先生方が積み上げてきた信頼があってのことですので、あくまで個人的なところで言うと、税理士会の役割には必ず参加すると考えています。

 

税理士の登録費用などの負担が増えた

こちらも所属税理士であれば、事務所が負担してくれるというパターンが多いのではと。

独立していれば、もちろん、個人負担となりますが、弁護士さんなどと比べると、全然負担は軽いように感じますので、恵まれている方なのかなと。

 

まとめ

思いつくままに書きましたが、税理士登録して新しくできること一つ一つがとにかくうれしかったです。もちろん今でもそう感じます。

ただ、責任の重みは本当に強く感じますし、かなり辛いなと感じることもあります。

税法に詳しいかどうかだけでなく、色々と人間的にも成長していかないといけないなと感じます(汗)

 

今回の記事のあとがき

税理士になりたいと強く願い、何年もかけて辛い試験を頑張ってきたわけで、税理士資格の重みを強く感じています。ある意味では、そんな期間を経ることで倫理観も高まる結果になるのかなと感じるところもあります。とにかく、人間的にも成長しないといけないなと感じます(汗)

 

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